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『超入門 資本論』(木暮太一、2014)を読んだ

久しぶりの更新になります。

一度サボってしまうと習慣を取り戻すのは難しいですね。
 

 
今回読んだ本は『超入門 資本論』というマルクス経済学の入門書です。
 
『いまさら社会主義かよ!』と言われそうですが、実は『資本論』はその題名の通り、
資本主義の仕組みや問題点について書かれた本です。
 
リーマンショックがあったり、先進国の成長がなかなか期待できなくなるなど、
資本主義の限界が近づいているのでは?と近年言われています。
 
そうした中で資本主義の次の社会システムとは何か?を考えたとき、
資本主義について多面的に理解することも必要だと思い、いわゆるマルクス経済学の授業を履修しました。
 
ただ『資本論』はかなり難解な本だそうで(あのピケティも読めないと言っているそうです)、
授業の中で紹介されていたのがこの『超入門 資本論』という入門書です。
 
 
資本論』のキーポイントは、労働者の賃金はその人のあげた成果によってではなく、いくらあればその人が明日も生きていけるかによって決定します。
 
 
明日も生きるためには、食事をしたり、家で体を休めたり、暖かい服を買ったりしなくてはいけません。
そうした諸々のコストを計算した額が給料として支払われるわけです。
 
仕事を頑張ればボーナスが増えるじゃないかと言われそうですが、成果が2倍になっても
ボーナスは2倍にならないですよね。成果と賃金の「差額」は会社の取り分になります。
 
このように資本主義社会では、多数の労働者が少数の資本家に搾取される仕組みになっているのです。
 
ただ企業によって搾取の度合は異なります。どういう企業に就職すれば搾取されずに済むのでしょうか?
僕の考えでは、他社と差別化できるような技術や特許など、市場で武器になるものを持っている企業が良いと思います。
労働者から搾取しなくとも、そうした武器を使うことで利益を上げていくことができるからです。
 
 
結論として、資本主義社会が全部ダメというわけではないですが、
その仕組み上勝ち組負け組が出来るのは仕方ないのかなと思います。
 
だからこそ資本主義とは何かを理解して、負けゲームだと感じたら自分が勝てそうな業界、
企業を探して転職することが良いのではないでしょうか。
 

 

 

 

超入門 資本論

超入門 資本論